通風 アルカリ性食品

痛風にはアルカリ性の食品が良いのかどうかについて、お話したいと思います。そもそも痛風は、高尿酸血症が元で起きています。高尿酸って言うくらいですから、痛風の人の尿のPHも酸性の傾向にあるはずです。もともと、人間の正常な尿は弱酸性くらいが多いので、素人目からはそれ自体、さほど問題はないように考えがちですね。しかし、尿酸値が高い場合、尿が酸性の状態では結晶化してしまう場合があるのです。これは尿管結石の原因になります。結晶化した尿酸を溶かすには、やはり、アルカリ性食品が一番です。尿がアルカリ性になれば、結晶を溶かすことが出来ます。ただ、アルカリ性食品を食べただけで、本当に尿ってアルカリ性になるの?と言う疑問が出てきますよね。実際に、尿は食事の影響を受けて、そのPHが変わります。それでは、アルカリ性食品ってどんなものがあるのでしょうか?基本は、海藻、野菜、果物です。代表例として、ひじきや昆布、わかめ、干し椎茸、ゴボウ、ニンジン、キャベツ、大根、バナナ、メロン、レモンなどです。牛乳もアルカリ性の食品だそうです。でも、正常の人の尿は弱酸性のことが多いので、やみくもに尿のアルカリ化を図ってしまっては、逆効果になってしまう場合もあるでしょう。一般的には、弱酸性化を目指すのが理想のようです。とはいえ、痛風の場合には、アルカリ性食品を積極的に摂取することがとても有効になります。日頃の食生活に、意識してアルカリ性食品を取り入れていくことが大切ですね。